BLOG - September, 2009

iPodを守るケースとケースを守る技術

Yohei

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・一歩先をいく二つの工夫

私たちSimplismは、今年のiPodシリーズに対応したアクセサリーを作るにあたり、2つの新しい工夫を盛り込みました。

ひとつめは先日のエントリーで取り上げた、「無くさない」Dockコネクタカバー。ふたつめは今回紹介する「アンチスクラッチコーティング」です。


・iPod/iPhoneケースは何から出来ているのか

現在、iPod/iPhoneのアクセサリーで使用される素材は非常に多くの種類があります。素材にはそれぞれ一長一短があり用途やデザインに合わせた素材をチョイスして使用しています。以下、素材ごとの簡単に長所、短所を列挙します。

 シリコン
 長所:擦り傷に強い、衝撃に強い、比較的安価
 短所:半透明のため外観が大きく変わる、薄くしすぎると千切れやすい

 レザー(PU/本革など)
 長所:手触りのよさ、豊富な生地
 短所:比較的高価、天然素材のため形状が崩れやすい

 布(フェルトなど)
 長所:手触りの良さ、刺繍や染色などデザインに最適
 短所:袋状になってしまうため、中身を完全に隠してしまう、操作しにくい

 ネオプレーン
 長所:防水性能、伸縮性があるためぴったりとフィットしやすい
 短所:比較的高価、生地が厚く全体的に大きくなってしまう

 フィルム
 長所:外観を変えない
 短所:貼るのが少し困難、耐衝撃性は皆無

 ポリカーボネイト
 長所:透明度が高く外観を変えない、衝撃に強い
 短所:擦り傷に弱い

最近では他にもアルミやTPUなども使われています。上記の中でもiPodのスタイリングとカラーリングを極力隠さずに高い保護性能を発揮する素材、ポリカーボネイト製のケースは高い人気を誇っています。


・ポリカーボネイトとは

非常に頑丈で軽く、透明感に優れたポリカーボネイトはサングラスや車のヘッドランプレンズなど様々な製品に使われています。一見万能に見える素材ですが、非常に大きな弱点を持っており、ポリカーボネイト単体は非常に擦り傷がつきやすいことがあります。ポリカーボネイトを使っている音楽CDなどを思い浮かべていただけると傷の付きやすさが想像できるかと思います。


・ケースをも守るコーティング技術

いままでのポリカーボネイト製のiPodケースは擦り傷に非常に弱く、3日もすると傷が目立ち始め、そのまま使い続けるとみすぼらしいほどに傷だらけになってしまいます。もちろん中身を守るのがケースの役目であるため、それでもケースとしての問題はないのですがケースを付けていると汚く見えてしまうのが大きな課題でした。

今回私たちが発表した
Simplism Crystal case for iPod nano (5th)
[シンプリズム・クリスタルケース・フォー・アイポッドナノ]
は、傷が付きやすいポリカーボネイトの弱点を克服するために、高級家具やピアノの塗装などに使われる、「UVコーティング」を複数回施しました。透明なUVコーティングを平滑に塗布することは非常に困難な技術なのですが、工場の努力で可能にしました。透明でありつつも傷が付きにくく頑丈なCrystal case for iPod nano (5th)は、カラフルなiPod nano 5thシリーズに最適なケースと言えるプロダクトになりました。


・コーティングの耐摩耗性テスト
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左から順に、
当社製:非コーティングケース(新品)
当社製:コーティングケース(新品)
他社製:iPhone用 非コーティングケース(1ヶ月使用)
※一般的なポリカーボネイトの傷の付きやすさを比較するためのケースです。

非コーティングとコーティングのケースを、表面が梨地で仕上げられているプラスティックの板に擦りつけ、比較します。
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以下は耐摩耗テストの動画です。

最初に擦ったのが非コーティングのケースです。コーティングしていても完璧に傷が付かないわけではありませんが、比較にならないほど低減していることが分かっていただけるのではないかと思います。


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また、Crystal case for iPod nano (5th)にももちろん「無くさない」Dockコネクタカバーが付属しています。


できるだけ美しく、長く大事にiPodを保護したいとお考えのかたは、是非Crystal case for iPod nano (5th)を選択肢の一つに加えてみてください。

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iPodにあらたなコントロール手段を

Yohei

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新ipod nanoの発表から怒濤の新製品ラッシュを繰り広げているSimplismですが、日本のサプライメーカーでは初となるiPod用コントロールアダプター、

Remote Controller 3 Buttons for iPod
「リモートコントローラー・3ボタン・フォー・アイポッド」

をリリースしました。
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このリモートコントローラーは、Apple社がイヤホンからの外部コントロールのために独自にステレオミニジャックを4極に拡張した規格に準拠しています。
そのためApple社iPhone 3GS用イヤホンや、iPod shuffle 3rd用イヤホンについているリモコンと同じコントロールが可能です。


リモートコントローラーの開発スタート

実はこのリモートコントローラーは今年の3月にiPod shuffleが突然更新されたその晩のうちに企画していました。
さまざまな要因があり発売が伸び伸びとなってしまい、やっと先日リリースすることが出来ました。
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iPod shuffle 3rdの発売日には他にもこのような形のリモートコントローラーが企画としては上がっていましたが、iPod shuffle 3rd以外でも使える汎用タイプとしたかったため採用しませんでした。


パーツの配置と外観デザイン

リモートコントローラーを作る上で部品をどう配置するのか、何度も議論を繰り返して決定しています。
操作パネルの基盤自体は非常に小さくできるのですが、使い勝手の面からステレオミニジャックをリモート部に内蔵しました。
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赤く色が付いてる部分がステレオミニジャックのスペースです。
リモート部の大部分の体積はこのミニジャックのパーツが占めており、純正リモコンと比べると大きくなっています。
なるべくコンパクトに見えるようにデザイナーがボタンの配置、スイッチの割り方をデザインし、使用時には邪魔にならないように背面にクリップを付けることで洋服やカバンの縁に取り付けが出来るようにしました。


用途に合わせたコードの長さ

電車で移動をしている女性を観察していると、iPodはカバンの中に入れて音楽を聴き、曲を変える度にカバンから取り出している光景をよく見ます。
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このリモートコントローラーは、トートバッグなど深いバッグにiPodを投げ込んでもきちんと操作部が外に出せる長さ、45cmに設定しました。


操作コマンド一覧
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モデルごとの動作可能コマンド一覧表
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iPodは2008の秋にリリースされたモデルから、4極のステレオミニジャックを搭載するようになり、外部コントロールの受付が可能になりました。
ただし全てのコントロールが可能というわけでなくモデルによって若干の違いがあります。
各モデルごとの動作可能コマンドを一覧表にしました。×マークは動作しないコマンドとなります。また、この表に載っていないモデルは全て非対応となります。






再生/停止 早送り 音量調節 Voice Over
次曲/前曲 巻き戻し
iPod shuffle 2nd (2007) × × × ×
iPod shuffle 3rd (2009)
iPod classic 80/160GB (2007) × × × ×
iPod classic 120GB (2008) × ×
iPod classic 160GB (2009) × ×
iPod nano 3rd (2007) × × × ×
iPod nano 4th (2008) × ×
iPod nano 5th (2009)
iPod touch 1st (2007) × × × ×
iPod touch 2nd (2008/2009) ×
iPhone 3G (2008) × ×
iPhone 3GS (2009) ×


※2008年に発売されたモデルでは最新のファームウェアにアップデートしないと動作しません。
iPhoneではマイクが付いていないため通話は不可能です。

※2009/09/30更新 iPod touch 2nd (2008/2009)及び、iPhone 3Gにおいて、OSバージョンを3.1にアップデートすると早送り、巻き戻しが出来るようになることを確認しました。情報を提供して下さった方、ありがとうございます。

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2009 New iPod nano対応アクセサリー第一弾

Yohei

私たちSimplismは、2009 iPod nano 5thに対応したアクセサリーの第一弾、

・Protector film for iPod nano (5th) 
【プロテクター・フィルム・フォー・アイポッドナノ】
・Silicone case for iPod nano (5th) 
【シリコンケース・フォー・アイポッドナノ】

の2つの新製品をリリース致しました。


・2種類2セットを同梱した保護フィルム
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iPodを使うとき、一番保護したいパーツはどこが思い浮かぶでしょうか。
やはり殆どの方は「液晶パネル」を保護したいと答えるかと思います。

実際に使用してみると、iPodのパーツの中で一番汚損しやすいのは、常に指が触れつづける「クリックホイール」だと気づく方も多いと思います。
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長年使うとこのように容易には拭き取れない汚れが付いてしまいます。
他社製のシリコンケースやハードケースではクリックホイールが保護されていないケースが発売されています。
そんなときにこのProtector film for iPod nano (5th) を追加でご購入いただければ、ホイールの操作を邪魔しないように極限まで薄くした厚さ約0.8mmの極薄フィルムがクリックホイールを汚損と摩耗から守ることが可能です。
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また、粘着面は何度も張り直すことが出来るシリコンを塗布しており、失敗しても水洗いすれば何度でもつかえます。
もし折れ曲がったりしてしまっても2セット入っているので安心して貼ることが出来ます。

このフィルムセットにDockStrap for iPod/iPhoneを付け足すと、iPodにはケースを付けたくない時でも大事なiPodに最低限の防御をしつつ、不意に落としてしまうことも無くなる最適な組み合わせになります。



・保護するべきところをきちんと保護するシリコンケース

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液晶面には保護フィルムを付属し、一番汚損しやすいクリックホイール部には0.15-0.2mm程度の極薄シリコンでしっかりと保護しています。
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ここまでは既存のモデルと同じですが、去年末に行なったクリスマスプレゼントキャンペーンで、多くのお客様から「Dockコネクターも守りたい」というご意見をいただき、さらなる改良を施すことにしました。

Dockコネクターカバーを付属することは容易だったのですが、
「パーツが小さく、取りつけ、取り外しがしにくい」
「毎日充電したり、カバンの中で擦れたりしてすぐに無くしてしまう」
という解決すべき問題がありました。

スタッフ一同、何か方法がないかとシリコンケースを眺めながら考えていると、背面にストラップを付属するための穴があることに気づき「ストラップをつけてぶら下げるようにすれば無くすことはない」と思いつきました。
しかし、どのような形でストラップを実装するかが新たな課題で、簡単にちぎれてしまったり、コストが上がりすぎて単価が上がってしまわないように、出来る限りシンプル且つ丈夫な形状になるように何度もデザインし直して完成しました。
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Dockコネクターカバーのサンプルが完成し、色々なiPodに差し込んで試してみると、一定だと思っていたDockコネクタの内寸は機種によって変わっており、差込みづらい機種があることに気づきました。
そこでコネクタ先端を若干斜めにカットすることにしました。
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この小さな変更によりあらゆるiPodに容易に差込みが出来つつ、簡単には抜けない絶妙な固さに調整することができました。

市場に溢れる類似製品よりも、ほんの少しだけ細部にこだわり、ほんの少しだけ便利に使えるアクセサリーがプロダクトできたとスタッフ一同自信を持ってリリースしております。
また、これから続々とリリースされるSimlismの新製品をお楽しみにお待ちください。

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it's only Rock and Roll

Yohei

先ほどAppleの新製品イベントが終了しました。

iTunes9やiPhone OS 3.1などのソフトウェアの他に、ハードウェアの変更がいくつかありました。
以下に列挙してみます。


iPod touch

こちらは予想されていた背面カメラは付かず、ディスカウント&容量UPにとどまりました。
評価機らしき画像まで噂サイトには載っていたので、相当なトラブルがあったのでしょうか。
近日発売が出来るのであれば、とりあえず発表は出来たはず。
今後のiPodの中心になっていくiPod touch、今後の動向も楽しみですね。
サイズに変化はないため恐らくiPod touch 2ndの現行品がそのまま使えるかと思いますが、
近日中にフィッティングを確認したあとご報告致します。


iPod classic

大容量化&低価格化。圧倒的にコストパフォーマンスが高く、iPod機能だけなら一番の選択肢となりますね。もしかすると無くなる予想もありましたが、順当に進化をして一安心と言ったところです。
こちらもiPod touchと同じく、サイズは変わっておりませんが近日中にフィッティングを確認したあとご報告致します。


iPod shuffle

こちらもほぼ予想通りのアップグレードでした。今はまだアクセサリーが寂しいですが、今回のアップグレードに伴って各社色々開発を進めるのではないでしょうか。
1つ残念なのがiPod shuffle 1GBのディスコンです。


iPod nano

今回のサプライズはこれでした。
カメラが付くことは予想されていましたが、サイズ的にスチルカメラではないかと思っていましたが、
まさか動画が撮れるとは思いもよりませんでした。
スピーカーまで付属し、撮って見るまで一台で完結。
ますます大容量モデルが売れるのではないでしょうか。
かならず予想の一歩上を行くのがさすがAppleだと思います。
また、ボディはポリッシュされたアルミということで、カバーの必要性がますます高まったかも知れません。

当社でも各製品に対応した新製品を鋭意開発中です。今後の新製品情報にご期待下さい。

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